強い塗り武器とは何なのか?!【スプラトゥーン考察】
初めまして。ろっくんです。
スプラトゥーンの武器は、「塗り武器」「キル武器」など、武器性能によってまとめられることがあります。
中でも私は塗り武器が好きで、1の頃から考えると、塗り武器を使い続けて4年目になります。
今回はそんな私が、メインの塗り性能に焦点を絞って「塗りの強さ」について考察をしていきたいと思います。*1
「塗りが強い」ってどういうこと?
他のシューティングゲームとは違い、スプラトゥーンには「塗り」という仕様があります。
この「塗り」によって機動力や行動範囲が大きく変わってくるため、大抵の場合は塗り状況=戦況となります。
一般的に、塗り状況に対してどれだけ貢献できるかが「塗りの強さ」であり、これが高い武器が「塗り武器」と呼ばれます。
では、この「塗りの強さ」とは一体何によって決まるのでしょうか?
「塗りの強さ」を決める3つの要素
それでは実際の試合の中で「塗りが強い」と感じる場面を思い浮かべながら、3つの要素に分けて考えてみましょう。
塗りの早さ
圧倒的有利状況から、味方とデスが重なったタイミングであっという間に中央が相手インク一色に・・・。
試合中によくある状況ですね。
このような場面に関係するのが「塗りの早さ」です。
抑えに入る側からすれば、相手の復活までの時間は限られているので、いかに早く塗り返せるかが防衛の成功率に直結します。
そのため、塗りが早く短い時間で塗り状況を良くできる武器は「塗りが強い」と言うことができるのではないでしょうか。
塗り継続時間
ガチエリアでペナルティを取っておきたい場面。必死にエリアを塗り合っているけどなかなか確保できず、自分のインクが切れたタイミングで逆に確保されてしまう・・・
誰もが一度は経験したことがあると思います。
このような場面に関係するのが「塗り継続時間」です。
ガチエリアの拮抗時に塗り勝つことができるのであれば、無理してキルを取りに行く必要がなく、余裕を持って試合を進めることができます。
そのため、長い間インクを出し続けることができる武器は「塗りが強い」武器であると考えられます。
塗り射程
キル勝ちしていて人数有利を取っているはずなのに、なぜか塗り状況はあまり良くならない・・・。
そんな時は相手の塗り武器が安全な所から塗っているのかもしれません。
このような場面に関係するのが「塗り射程」です。
いかに塗りが早く長い時間塗ることができるポテンシャルを持っていても、デスしてしまってはそれを活かすことができません。
だからといって安全なリスポーン付近ばかり塗っていても、戦況を有利にすることには繋がらず、かえって味方の負担になってしまいます。
そのため、有効な場所を比較的デスしにくい所から塗ることができる武器が、「塗り武器」としての役割を遂行しやすいのではないでしょうか。
データから見る「塗りの強さ」
上で述べた「塗りの早さ」「塗り継続時間」「塗り射程」のそれぞれについて、武器によってどれくらい違うのか、データをもとに比較していきたいと思います。*2
今回は、
「塗りが強い」と言われることが多い「わかばシューター」「H3リールガン」「エクスプロッシャー」と、
逆に、
「塗りが弱い」と言われる「ホットブラスタ―」に注目して調査してみました。
「塗りの早さ」が強い武器は?
「塗りの早さ」に関して、各武器のデータは以下の通りです。*3
- わかばシューター ・・・ 53.2 p/sec
- H3リールガン ・・・ 26.6 p/sec
- エクスプロッシャー ・・・ 24.2 p/sec
- ホットブラスタ― ・・・ 17.4 p/sec
他の武器のおよそ2倍と、圧倒的大差をつけてわかばシューターがトップという結果になりました。
「塗り」という仕様を初心者がつかめるようにと、一番最初に渡される武器であるのも納得ですね。
イメージとは裏腹に、H3リールガンとエクスプロッシャーに関しては特別塗りが早いという訳ではなさそうです。
「塗り継続時間」が強い武器は?
「塗り継続時間」に関して、各武器のデータは以下の通りです。*4
- わかばシューター ・・・ 16.7 sec
- H3リールガン ・・・ 9.9 sec
- エクスプロッシャー ・・・ 10.2 sec
- ホットブラスタ― ・・・ 8.3 sec
こちらに関しても、わかばシューターが安定のインク効率を誇りトップでした。一方でインク管理が厳しいブラスターは、「塗りの早さ」に続き「塗り継続時間」も他の武器に大きく劣る結果となっています。
「塗り射程」が強い武器は?
「塗り射程」に関して、各武器のデータは以下の通りです。(*単位は試し打ちライン1本分)
- わかばシューター ・・・ 3.3
- H3リールガン ・・・ 4.2
- エクスプロッシャー ・・・ 4.7
- ホットブラスタ― ・・・ 2.6
エクスプロッシャーが圧巻のトップという結果でした。H3リールガンとの差は試し打ちライン0.5本分と僅かでしたが、エクスプロッシャーは最大塗り射程周辺に大きな塗りが発生するため、体感的にはもっと大きな差になるかもしれません。
考察・まとめ
これまで見てきたように、「塗りが強い」武器は「塗りの早さ」「塗り継続時間」「塗り射程」が他の武器に比べて優れていると言えます。
それではこの3つの要素の中で一番大事な要素はどれなのでしょうか?
参考として2018年10月ガチエリアXランキングのBEST500にランクインしている武器を調べてみると、「わかばシューター*5」は5人、「H3リールガン*6」は27人、「エクスプロッシャー」は37人と、「塗り射程」の強さにおよそ比例した結果でした。
一瞬でもエリアを塗ることができればペナルティをつけることができるガチエリアにおいては、安全な位置からエリアを塗ることができる「塗り射程」が活きる場面が多いと考えられます。
一方で、ガチエリアでは有効的な塗り場所が限定されてしまうため、「塗りの早さ」や「塗り継続時間」が活きる場面が少なく、これらを生かすためには人一倍立ち回りを工夫する必要がありそうです。
そのため、今回の調査では「塗り射程」が塗り武器と呼ばれる武器の使用率に直結する結果となったのだと考えられます。
今後のアップデートや環境の変化によって、これらの比率がどのように変化していくのか楽しみですね。
最後に
いかがでしたでしょうか。
今回はメインの塗り性能のみに絞った考察でしたが、それでも武器性能と使用率の相関の可能性を見つけることができ、書いていて興味深いと思いました。
言うまでもありませんが、実際の武器の評価はキル性能やサブ・スペシャルとの相性など、様々な要素が関連してきます。
機会があれば、これらについても考察できればと思います。
最後までお読みいただき誠にありがとうございました。